ワルツ
ワルツは、3/4拍子のテンポでフロアを舞う華麗なダンスです。
特徴は、大きなスイングとライズ・アンド・フォールにあります。
"ズンチャッチャッ"と表現される音楽の波に乗り、ライズ&フォール(身体の上下運動)をし、体を振り子のようにスイングさせます。
タンゴ
タンゴはリズムがスタッカートなシャープで歯切れがよく、音楽に合わせて力強いリズムで情熱的なダンスです。
コンパクトで端正なホールド、力強いレッグ・アクション、情熱的なアタック・ムーブメントによって、ドラマチックに表現されます。
クイック・ステップ
クイック・ステップは、スピード感あふれるアップテンポな音楽に合わせて、フロアを跳ね回る軽快なダンスです。軽やかなステップがパートナーとの絶妙なコンビネーションをつくり出します。
楽しく軽快な反面、運動量が多く、スポーツ的な要素が多分に含まれます。
また、「跳んだり、跳ねたり」のイメージが強いのですが、スピーディーな動きに加えて、優雅さが要求されます。
スローフォックストロット
キツネの小走りという名のとおり、貴婦人たるキツネが、おすましして早足で歩いている様をイメージさせます。
大きな上下運動があまりなく、一定の高さで川が流れるようにスムーズに踊るダンスです。
柔らかいヒザと足首の動きを生かし、緩やかな波のような上下の動きをともなって、どこまでも前進していくような滑らかでスムーズな動きが必要です。
ウインナ・ワルツ
「ヴィニーズワルツ」とも言われ、ウィーンの舞踏会などで踊られます。
クルクル回転しながら踊る、優雅で格調高いダンスです。
ワルツよりも、テンポが速く、回転の動きを中心としているため、見た目の華麗さとは違いハードな種目です。
またウィンナワルツにおける3拍子は、3拍が均等な長さを持たず、2拍目をやや早めにずらすように演奏され、独特の流動感を生んでいるのが特徴です。
ブルース
初心者でも踊りやすい4拍子のパーティーダンスです。
ブルースが上手に踊ることができれば、パーティーやナイトクラブでも、演奏のほとんどがブルースなので、チークだって優雅に踊ることができます。
また、ダンスの基本が凝縮されていますから、ブルースを上手に踊ることができれば、ダンスを楽しく覚えて上達していくことができます。
ルンバ
ルンバはラテン種目の基本ともいえるダンスで、ゆっくりした音楽で男女の求愛を表現したダンスです。
スローテンポの曲で、バラードなどがよく似合うステップとなっています。
映画『ダンス・ウィズ・ミー』でヴァネッサ・ウィリアムズが情熱的に踊っていたように、最も男女の絡みというか、葛藤を表現したダンスとも言えます。
チャチャチャ
リズミカルな音楽に合わせて陽気で明るい、軽快なダンスです。
ステップは4拍子で「2・3・CHA・CHA・CHA」と5歩でステップを踏みます。
「ルンバ」が原形となっており、ルンバより音楽のテンポが速いため歩数も多くなり、運動量も多くなるダンスです。
サンバ
ブラジルのカーニバルで踊られているようなエネルギッシュで華やかなサンバがヨーロッパに渡って競技風にスマートにアレンジされたのがサンバです。
リズム感あふれたカーニバルを彷彿させるような明るく躍動的なダンスです。
サンバの基礎は、タイミングに合わせて、サンバ独特のひざと足首を使う上下運動「バウンス・アクション」です。
ジャイブ
スピーディーで足を跳ね上げツイストをおり込んだ軽快なスイングダンスです。
軽快なアップテンポのジャズやロックで踊るステップで、「ジャズダンス」などに近く、最も動きの激しいダンスです。
パソ・ドブレ
スペインの闘牛とフラメンコの世界が凝縮された力強さを表現したダンスです。
男子が闘牛士が戦う様をかたどった踊りで、女子は闘牛士の持つケープ(赤い布)、または牛や闘牛士の影を表現しています。
またダンスのポーズに「フラメンコ」要素が取り入れられ力強さを表現しているのが特徴です。
ジルバ
軽快でリズミックなこの踊りは一般大衆に受け入れられ全国に広まりました。
現在でもパーティーダンスで人気のあるペアダンスです。
型にはまらない、アクロバット風な激しい踊り方が特徴的です。